2018年5月16日

Snapchatとの広告のコスト連携が完了しました

AdjustはSnapchatから直接、広告コストデータを受信できるようになりました。

Adjustは、2017年に広告コストデータの受信方法を変更する計画を始動しました。多くのネットワークに対応する為に、各ネットワークとAdjustのサーバー間の広告コストAPIを開発しました。ネットワークが広告コストをエンゲージメントの発生前ではなく、発生した時点でAdjustへ送れるようにすることで、、実際の広告コストを通知でき、広告コストデータの乖離を大幅に減らすことができるようになりました。

Adjustの広告コスト連携に参画頂く際には、全てのネットワークにAdjust側が厳しい監査を行います。監査では、過去の2週間以上実施されたボリューム、またバリュー両面が高かったキャンペーン2つ以上のデータを提出して頂きます。それらのデータを独自に隅々まで調査し、それぞれのキャンペーンが誤差5%以下で正しいコストパラメーターを送信していることを確認します。

Snapchatとの広告コスト連携は独特なアプローチになります。まず、Snapchatは計測ツールにアトリビューション計測を100%任せるのではなく、FacebookやTwitterのように、独自にアトリビューションを認識し、計測する、セルフ・アトリビューティング・ネットワークになります。その為、Adjustとは独立し、トラフィックに対する独自のアトリビューションを実施しており、どのインストールがSnapchatに帰属するのかAdjustに知らせる仕組みになっています。Snapchatの評価基準で測定を任せているわけではなく、Adjust側でもクライアントが指定したアトリビューション期間内のデータとSnapchatより送られてきたデータを比較し、最適なものを選択します。Snapchatにおけるお客様の広告コストデータを転送する為に、Snapchatと協力し、カスタマイズしたAPIレポートを連携させることに成功しました。

Hector Satre

Adjust VP Product in Tech 

弊社シンク・タンクとMobile Spree 会議では、皆様から様々なお話を伺うことが出来ました。例えば、何時間もかけて複数のネットワークからコストデータを手動で単一のスプレッドシートに管理しなければならなかったこと、実際にサイト間でどのように配信されているのかを理解していないままにキャンペーンが配信されていたこと、そして現在のシステムに人為的ミスが多く、異なるネットワーク間でのネーミング調整に取り組んで時間を浪費したことなど。これらの市場の懸念点を参考に技術開発をしました。

広告コスト連携の全てにおいて、透明性とプライバシー保護の両観点より、高いグローバルスタンダードを満たすように設計されています。GDPRと略されるヨーロッパにおける最も厳しいプライバシー保護法に完全に準拠し、モバイル広告担当者が求めるどのレベルにおいても必要なコストデータを提供しています。有料のマーケティングキャンペーンの実際のコストを、業界でも比類なきレベルで開示していきます。モバイル広告担当者に主導権をお渡しすることで、それぞれのデータに基づいた最適な判断を下して頂けるようになります。

Adjustで広告コストを確認されたいネットワークがございましたら、sales@adjust.com までご相談下さい。