フィンガープリント情報を元にした計測が、デフォルトでオフに設定されます(新規トラッカーより)
2019年2月5日
本日より、新規アプリをAdjust管理画面に追加する場合、フィンガープリント情報を元にした計測(ユーザーの識別方法の1つ)がデフォルトでオフに設定されます。
いままでは、フィンガープリント情報を元にした計測は、デフォルトでオンに設定されていました。これから設定されるアプリに対してのデフォルト設定は常にオフですが、必要に応じて有効化することができます。
このデフォルト設定の変更より影響がでるのは、以下に該当する場合です。
- 新規のお客様
アプリをadjustの管理画面に登録した際に、そのアプリのフィンガープリントの設定はデフォルトでOFFになります。
- 新しいアプリを追加するお客様
adjustの管理画面に新しいアプリを追加した際に、そのアプリのフィンガープリントの設定はデフォルトでOFFになります。
- Enterpriseプラン、Flatプラン、追加機能「トラッカーアトリビューション設定」をご利用のお客様
Enterpriseプラン、Flatプラン、「トラッカーアトリビューション設定」機能をご利用の場合も、管理画面に登録されているアプリのアトリビューション設定がデフォルトでオフになります。
既存のトラッカー毎に行われたフィンガープリント設定は、変更されることなくそのまま引き継がれます。「アトリビューション設定」でフィンガープリント計測をオフにしたまま新規トラッカーを生成した場合は、その新規トラッカーのフィンガープリント設定もオフになりますので、ご留意ください。
有効化するための設定方法
新規アプリを登録後、管理画面にて、その他の設定>アトリビューション設定> フィンガープリントに進み、「フィンガープリント計測によるクリック」のトグルをオンにすると有効化します。この機能はAdjustをご利用しているすべてのお客様が使用できます。登録済みのアプリに対しても、設定が可能です。
*「トラッカーアトリビューション設定」機能をご利用いただけるお客様は、上記の方法と、各トラッカーごとにフィンガープリントをオンにすることも可能です。
トラッカーURL>トラッカーの右側に表示されている「歯車」マーク>「編集」>アトリビューション>「クリック設定」フィンガープリント
またこの変更に関し、弊社CTOのポール・H・ミュラーが執筆した記事も合わせてご覧ください(*英語のみ)。以下はそのまとめです。
この変更を実施する理由は?
アドフラウドの手法の1つである「クリックスパム」を実行するために、フィンガープリント情報が悪用されるケースが急増しています。
Androidでは15%以上、iOSでは20%以上のアトリビューションがフィンガープリント情報によって紐付けられている状況において、このタイプのインプレッション計測がますます一般的になり、これを巧妙に悪用する不正業者が後を絶ちません。
フィンガープリント情報による計測をオフにするというシンプルな方法で、お客様のキャンペーンがクリックスパムによって影響を受けるのを阻止することができます。**こちら**の資料も合わせてご確認ください。
その他の注意事項
- フィンガープリント計測がOFFになっていると、ウェブ媒体やe-mailキャンペーンの計測ができなくなります。今後、ウェブ媒体やe-mailキャンペーンを行う場合は、フィンガープリント設定をオンにしてご利用ください。
- WEB SDKをご利用の場合は、通常フィンガープリントで計測しますので、フィンガープリント設定をオンにしてご利用ください。