2020年9月01日

よりシンプルでスマートに:ディープリンク機能を改善しました

この数カ月間、Adjustの担当チームはディープリンク機能とその管理に関わる2つの大きなアップデートに取り組んでいました。これらのアップデートによりディープリンクのプロセスが効率化し、ディープリンクにおけるユーザーの挙動についての実用的で尚且つ新しいインサイトが提供されます。以下に詳しくご説明します。

マルチプラットフォームのユニバーサルリンクの設定がより簡単に

以前のマルチプラットフォームのユニバーサルリンクは、iOSとAndroidの両方をサポートするため複雑なマニュアル設定が必要でした。マルチプラットフォームアプリやクロスプラットフォームトラッカーを扱う場合に、iOSとAndroidの両方のアプリ内パスを(パスが同じであっても)ユニバーサルリンクに追加する必要がありました。これによりエンコードが二重あるいは三重になり、文字列が不必要に長くなりました。

変更内容

Adjustの管理画面で、Androidのアプリスキームを簡単に保存できるようになりました。これにより、iOSアプリとAndroidアプリが同じアプリ内パスを共有する場合、ディープリンクの設定が簡素化されます。パスとクエリパラメーターをユニバーサルリンクに追加するだけで、AdjustがそれらのパラメーターをAndroidに自動的に適用できるようになりました。

この機能の改善により、ユニバーサルリンクの作成と管理方法がこれまでになく便利になりました。設定がより簡素化されたため、作業時間が削減し、人為的なエラーのリスクが軽減されます。詳細については、ヘルプセンターの「マルチプラットフォームのユニバーサルリンクを作成する」をご覧ください。

ユニバーサルリンクとダイレクトディープリンクでインストール済みアプリのクリックを計測

ユニバーサルリンクもしくは付与されたダイレクトディープリンクを使用してリマーケティングキャンペーンを実施した際、アプリが既に端末にインストールされているとクリック計測ができませんでした。これは、ディープリンクのリダイレクトをOS側で行うため、Adjustサーバーを介さずにリダイレクトされ、結果としてクリックが計測されないという背景がありました。

最新のアップデートでは、この問題を解決します。今後は、これらのクリックが管理画面のクリックKPIに計上されるようになり、ローデータに含めることも可能になりました。したがって、インストール済みアプリのリンクを計測するには、クリックコールバックを有効化しているか、あるいはクリックイベントをCSVレポートに追加していることを確認してください。

クリックデータのより詳細な分析が必要な場合は、{is_deeplink_click}プレースホルダーを使用すると、ディープリンクSDKクリックから発生した特定のクリックを識別できるようになります。

利用方法

インストール済みアプリのクリック情報は、新しいマーケティングの機会をもたらします。たとえば、キャンペーンの効果をより正確に計測するために、クリックからリアトリビューションへのコンバージョン率を計算することができます。リマーケティング広告から発生したクリック総数を把握しやすくなるため、このデータを使用してより正確な意思決定を行うことができます。

上記以外にも、Adjustではさまざまな形でお客様のモバイルマーケティングを支援いたします。詳しくは、Adjustの営業担当、もしくはsales@adjust.comまでお問い合わせください。