2018年4月16日
アンインストールおよび再インストールの計測

Adjustは本日より、モバイルアプリのアンインストールおよび再インストール計測の提供を開始しました。この機能により、ユーザーがどのタイミングでアプリをアンインストールし、再インストールしているかを詳しく分析することが可能となり、一度アプリを離れたユーザーを取り戻すための施策策定に活用いただけます。
アンインストール・再インストールの計測データが、マーケターにもたらす可能性とは?
アンインストールおよび再インストールのデータは、アプリのマーケティング活動を改善できる大きな可能性を秘めています。ユーザーがいつアンインストールしたかを識別し、ユーザーとの関係を強化すべきタイミングを特定することができるからです。さらに、アンインストールしたユーザーが再インストールするきっかけを作り、ユーザーのアプリにおけるライフサイクルとLTVを向上させます。再インストール計測の結果で、どのようなキャンペーンによりユーザーが再度アプリへ戻ってきたのかということがわかり、これにより、ROI、ROAS、LTVを最適化できます。
また、オーディエンスビルダーの機能を利用し、アンインストールおよび再インストールのユーザーリストを取得することで、アンインストールしたユーザーにフォーカスし、最適なメッセージでそのユーザーをリターゲティングすることができます。
アンインストール・再インストール計測はどのように機能するのか?
アンインストールおよび再インストールを計測するには、いくつかのステップがあります。
● まず、Adjustはユーザーの端末に「サイレント」Push通知を送ります。この通知は非表示であるため、ユーザーには見えません。
● 弊社のバックエンドは、通知サーバーからのレスポンスを活用し、アプリが見つかったか否か、または「不明」だった(端末自体が見つからないなど)などの結果を取得します。これにより、アプリがアンインストールされたかどうかを判定します。
● Adjustは、アンインストールを検出したら、その端末へのPush通知の送信を停止します。
● アプリをアンインストールした端末から新たなセッションが入れば、再インストールのイベントとして計測します。
Adjustの管理画面での表示
ユーザーがアプリをオーガニック経由で再インストールした場合、最初のアトリビューションとその後の再インストールは、最初の流入元に帰属します。 ユーザーがリターゲティングキャンペーン広告をクリックし、アプリを再インストールした場合、最後のエンゲージメントが選ばれます。この場合、再インストールはリアトリビューションでもあり、異なるイベントとなり、「リアトリビューション再インストール」(Reattribution_reinstall)と呼ばれます。 これらのKPIによって、何人のユーザーがアンインストールしたのか、何人のユーザーが再インストールしたのか、リエンゲージメントキャンペーンが効果的に行われているか等を確認することができます。
アンインストール・再インストール計測を有効化する方法
アンインストールおよび再インストールのイベントは、Push通知の情報が新しいアプリ内イベント(KPI)として管理画面内で設定され、対象のSDKバージョンをご利用されている場合、計測されます。
詳細は、弊社の資料をご覧ください。
新しいKPIとパラメータの追加
新機能の追加に伴い、管理画面に新しいKPIとパラメータがプレースホルダーリストに追加されました。
新しいKPI
● アンインストール
● 再インストール
● リアトリビューション再インストール
● アンインストール(コホート)
コホートKPI
● 1日あたりのアンインストール数
● アンインストール数の合計
● 1日あたりの再インストール数
● 再インストール数の合計
プレースホルダー
● {time_to_uninstall}(インストールからアンインストールまでの時間「秒単位」)
● {time_to_reinstall}(アンインストールから再インストールまでの時間「秒単位」)
● {uninstalled_at} - アンインストールされた時間
● {reinstalled_at} - 再インストールされた時間
コールバックおよびAmazon s3アップロードイベント
● アンインストール
● 再インストール
● リアトリビューション再インストール
アンインストールおよび再インストールの計測機能は、追加パッケージをご購入いただくことでご利用いただけます。詳細は、営業担当、またはサポートチームまでお問い合わせください。