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ケーススタディ - ニフティ不動産

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オーディエンスビルダーを活用することで、最適化に利用するトラフィック数を増加し、最適化速度と広告成果もiOS14.5の規制前と比べて遜色ない運用が実現

1成約当たりのCPAが半分近くに

コンバージョン数が安定化するまでの期間を短縮

参考資料 ケーススタディ ケーススタディ - ニフティ不動産

ニフティ不動産について

ニフティ不動産は、お部屋探しをしているユーザーに向けた情報検索アプリです。全国1,000万件以上の物件と詳細な条件指定から各人に適した住まいを探すことができます*。また賃貸と不動産購入のいずれのニーズにも合った賃貸版と購入版が用意されており、累計800万ダウンロードを超えています*。今回は、そんなニフティ不動産を運営するニフティライフスタイル株式会社でプロモーションチームのリーダーを務める増尾氏に話を聞きました。

*いずれも2021年9月末時点

課題

iOS14.5リリースへの対応に苦慮

増尾氏が率いるチームでは、ノウハウ蓄積を行うことで、数年前よりインハウス化をし、広告運用を行っています。各人が広告配信結果の分析から課題発見、クリエイティブ制作や入札までを一貫して実施しており、さらに高頻度でそのPDCAを回しています。また、チームのKPIとしてはROASを重視した上で、プロモーションに対する直接的なリターンだけではなく、ニフティ不動産全体のユーザーの動きや集客も俯瞰し、柔軟に拡販費の追加やアロケーションの調整などを行っています。

自ら自分たちのサービスの魅力を発信し、ダイレクトにその反応を受けることができることがインハウスの面白さだと思います。自らの考えで発信した内容で多くのユーザーの行動変容を引き起こせる楽しさはやりがいにもつながっています

増尾 健太 氏

ニフティライフスタイル株式会社 不動産プラットフォーム部 プロモーションチームリーダー

このような取り組みを進めている中で、2021年にチームはiOS14.5における広告トラッキング規制の問題に直面しました。IDFA利用制限自体もさることながら、インハウス体制下ではすべての対応を自前でやり切らなければならず、先が見えない中での情報収集から、対応策の検討や開発調整、KPIの再検討など対応事項は多岐にわたりました。

「iOS14.5での規制によって、IDFAひとつ分の価値が変わったように感じた」と増尾氏は言います。今まで当たり前にできていたデリートターゲティングやその他多くのIDFAを活用した最適化は従来通りには実施できなくなり、それまでの、データマーケティングの定石に変革が求められたのはマーケターの知るところかと思います。

ソリューション

オーディエンスビルダーで有効なIDFAを集約

この状況の中で増尾氏は2つの選択肢を迫られることになりました。1つは、他のWeb媒体やAndroidに予算をアロケーションしていく道。もう1つは、現状で取得出来ているIDFAを使用し、引き続きiOSでも戦っていく道です。今回、増尾氏のチームでは、後者に舵を切りました。また、同時期にオーディエンスビルダーを導入しています。「現在取得できているすべてのIDFAを集約し、最大限に広告配信へ活用することができるAdjustのオーディエンスビルダーの機能は、新時代での広告配信を進めるうえで必須であると感じた」と増尾氏は言います。

その後、増尾氏のチームではPurchaseポイントの類似拡張配信を実施するために、当該イベントのIDFAを集約させたセグメントも行いました。オーディエンスビルダーを活用し、一媒体が取得したものだけでなく他の媒体のキャンペーンから得たすべてのIDFAを連携したことで、最適化に利用するトラフィック数も増やすことができ、最適化速度も広告成果も規制前と比べて遜色ない運用を実現できたと言います。

結果

無駄打ちなく迅速な最適化を達成

「媒体最適化のみのキャンペーン」と「オーディエンスビルダーを使用してIDFAを集約、活用したキャンペーン」でテストを2週間ほど実施した結果は目覚ましいものとなりました。「オーディエンスビルダーを活用したキャンペーン」のほうが、1成約当たりのCPAが半分近くになったのです。

同時に、配信対象となるユーザーの質や量についても確保を行いました。「最適化に使えるIDFAの数が多いので、コンバージョン数が安定化するまでの期間は、オーディエンスビルダーを導入した方が短く、無駄撃ちの期間もなく効率よくテストを終了し、シームレスに本番反映へつなげることができました。媒体最適のみの場合には1週間強ほどかかっていた最適化が、オーディエンスビルダーを使用することで3、4日で安定した印象があります」と増尾氏は言います。

今後の展開

インストール最適化やプッシュ通知にも着手予定

「現在はPurchaseポイントで最適化をしているニフティ不動産ですが、今後はインストール数などより上位のファネルでの最適化や、IDFAをリスト化してプッシュ通知等に使っていくといった施策も計画中です」と増尾氏。オーディエンスビルダーはプッシュ通知に必要なプッシュトークンにも対応しており、このプッシュ通知はアプリのトラッキングの透明性(ATT)の適用対象外なので、アプリ利用者全員に配信できることも強みの1つだと捉えているとのこと。

さらに増尾氏は、「Adjustのオーディエンスビルダーを活用した広告の最適化は引き続き実施していきたい。そして、プロモーションだけの世界に留まらず、CRMにもオーディエンスビルダーを活用できると期待している」とコメントしました。

既存の運用改善だけではなく、常に時代の潮流に合わせた施策を行っているニフティ不動産のプロモーションチーム。採用サイトでは今後さらに新規媒体やツールの活用を広げ、アプリの利用を広げるためのメンバーを募集中とのこと。ご興味のある方はぜひチェックしてはいかがでしょうか。