Eコマース

ケーススタディ - スニーカーダンク

容易な操作で必要な情報が一目で把握できる管理画面

コールバック機能でテレビCMなどのアプリ配信面以外の配信実績も把握可能

Adjustの不正防止ツールを導入することにより、不正を防止し広告予算の最適化が可能に

スニーカーダンクについて

スニーカー&ハイブランドフリマ「スニーカーダンク」は、全ての取引で真贋鑑定を実施しているため、ユーザーはプラットフォーム上で安心して商品を売買することができます。さらにはスニーカーやウェアの新作情報を発信するメディアやSNSには投稿されない深くニッチな情報が飛び交うコミュニティも提供しています。近年は大型買収を通じて事業を拡大したことに加えて、スニーカー以外の新たな分野へも展開し、アジアを中心とした海外進出に向けた準備を着々と進めている最中です。今回は、スニーカーダンクを運営する株式会社SODAのCOOを務める松浦氏とPR・マーケティング担当の高島氏に話を聞きました。

管理画面の操作性を評価してAdjustを導入

新たなお客さま層をいかに効率良く拡大するか

スニーカーダンクでは、大手広告プラットフォームやSNSに加えて、アドネットワーク、アフィリエイトといった様々なデジタル媒体への広告配信を行ってきました。広告代理店の手を借りることなく、2名の社内担当者が日々の配信結果をつぶさに確認しながらきめ細かい広告運用を行う体制においては、精緻なアトリビューション計測が何よりも重要です。これらの要件を満たすツールであるという評価と社内担当者が前職時代から使い慣れていたことが、Adjust採用の決め手となりました。

広告運用を担う高島氏は、とりわけ管理画面の一覧性や操作性を高く評価しています。小人数で多様な配信面に対する広告運用の調整を行う日々の中で、配信結果の収集や分析に割くことができる時間は限られています。「過去に用いた別のアトリビューション計測ツールでは、URL発行など細かな作業に手間がかかった」経験を有する高島氏は、容易な操作で必要な情報が一目で把握できる管理画面の重要性を痛感していました。さらに表示されたデータについて不審または不明な点があった際には、Adjustの専任担当者から具体的なアドバイスを得ることで疑問を解消しています。

松浦 想 氏

株式会社SODA COO

Adjustの管理画面について詳細を確認

コールバック機能でアプリ配信面以外の配信実績も把握

Adjustのアトリビューションと分析機能でアプリデータを計測し活用

KPIとしては、新規ユーザーのROASを注視しています。ただし、アプリ配信面以外にも、テレビCMを含めた様々な広告展開を行っているため、必ずしもすべてのデータを統一的に自動で取得できるわけではありません。スニーカーダンクでは、管理画面には表示されない、アプリ配信面以外の様々な広告配信結果については、Adjust提供のコールバック機能を活用して独自の設定を行った上でローデータを収集しています。

これらの数値を日ごとに確認し、改善の必要がある媒体については媒体の担当者とのコミュニケーションを通して課題の解決方法を共に検討。またパフォーマンスの良い配信面により多くの予算を投じるなどの調整を図っています。

Adjustの通知を受けてクリック過多を発見

ある日、Adjustの専任担当者は、スニーカーダンクが新たな広告配信先として追加した海外アドネットワーク上でクリック過多が発生していることを発見しました。個別の報告を受けたスニーカーダンクの担当者が管理画面を見ると、確かに異常とも言えるクリック数が計上されていました。この大量のクリックが不正インストールによるものだとすれば、これまでオーガニック経由で獲得していたユーザーまでもが広告経由でのインストールに計上されてしまいます。その結果、広告予算の配分の最適化を適切に行うことができなくなることが予想されました。

Adjustの不正防止ツールを導入して不正対策

そこでスニーカーダンクは、そのアドネットワークに対して不正対策の強化を促すとともに、より厳格な成果条件を要求すると同時に「当事者以外の客観的な判断が必要(松浦氏)」との考えから、Adjustの不正防止ツールを導入することを決めました。

Adjustの不正防止ツールからは、問題視されたクリックの一部が不正インストールによるものと明らかになりました。問題となったネットワーク上における有効なインストールは確保したままで、不正インストールのみ自動的に排除し、残った広告予算を別の媒体へと振り分けました。つまり、広告費用の最適な配分を実現するに至ったのです。

高島 一人 氏

株式会社SODA PR・マーケティング担当

Adjustの不正防止ツールについてお問い合わせ

すべてのマーケターにとっての悲願とは

スニーカーダンクは、独自に築いてきた真贋鑑定の技術を生かし、今後は様々な商材を取り扱うマーケットプレイスとして拡大を図る方針を掲げています。またアジアを中心とした海外進出計画も進行中です。

松浦氏は、「国が異なれば、文化、風習、人材、国民性といったあらゆる要素が大きく変わる。今後はローカライズの課題に本格的に取り組むことになる」と考えています。とりわけ国内のマーケティング活動に関しては既に一定の知見を蓄積したものの、海外では今後新たに試行錯誤を重ねていかなければなりません。配信エリアごとに精緻なアトリビューション計測を行い、広告予算の配分の最適化を図る必要性は一層高まるはずです。

また事業領域の拡大に伴い、配信チャンネルがますます多様化することが見込まれます。現在はAdjust社のコールバック機能を通じた独自集計を並行して行っていることを踏まえ、松浦氏は「ありとあらゆるデータを統合し、一括集計できる環境が整備されることがすべてのマーケターにとっての悲願」との見解を示しました。

スニーカーダンクでは事業拡大に伴い、エンジニアやプロダクトマネージャーなど様々なポジションにて積極採用中です。少しでも興味を持った方はぜひ採用サイトをチェックしてください。