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スマートで簡単、効果的なconversion valueマッピングのためのソリューション「Conversion Hub」をリリース

SKAdNetworkのデータを最大限活用するconversion value(コンバーション値)モデルは、iOSでマーケティングを行うモバイルマーケターにとって不可欠です。App Tracking Transparency(ATT)frameworkでは、IDFAを取得してデータを計測する許可を開発者がユーザーに求めなければなりません。結果として、iOS 14.5以降のデバイスでは、アトリビューションと計測にSKAdNetworkが必要です。一方、SKAdNetworkにおけるconversion valueの仕組みと、それを最大限活かした戦略を構築する方法は複雑で、制約が伴います。こうした背景を踏まえ、Adjustはスマートで使いやすいconversion valueソリューション「Conversion Hub」をリリースしました。Adjustの機械学習モデルを搭載したこのソリューションにより、マーケターはそれぞれのアプリに適切なconversion value設定をマッピングし、変更できるようになります。

機械学習機能とモバイルマーケティング業界のベストプラクティスを基に構築されたConversion Hubでは、自社の規模に合わせてアプリに最適なconversion valueを作成したり、自由にカスタマイズしたりできます。Conversion Hubを活用して、スマートで簡単、効果的なconversion valueマッピングを実現しましょう。

Conversion Hub:スマートで簡単なconversion valueマッピング

Conversion Hubは、Adjust独自の機械学習モデルにより、クライアントとアプリに最適なconversion valueメソッドを推奨します。マーケターは、Conversion Hubを信頼できるSKAdNetwork対策ツールとして活用し、安心してiOSキャンペーンを実施、計測できます。SKAdNetworkからconversion valueがポストバックで送信されるのは、1回だけです。だからこそ、conversion valueを最大限活用することがマーケティングを成功に導く鍵となります。 では、Conversion Hubでどのようにconversion valueを活用できるのかを見ていきましょう。

1. Conversion valueモード

- 63 CVsモード: このモードでは、それぞれの値に収益範囲をマッピングして、利用可能な63のconversion valueをすべて使用します。各conversion valueを収益範囲として捉えることで、iOS 14.5以降のユーザー層を対象とする収益化の取り組みについて、詳細なインサイトを得ることができます。63 CVsモードでは、収益範囲と値の割り当ての順序が非常に重要です。ある収益範囲がトリガーされ、その範囲に大きい値が割り当てられていた場合、それより低い値のconversion valueはすべて失われ、発火した最も大きい値のconversion valueのみを受け取ることになります。受け取ったconversion valueは、新しい値が古い値よりも大きくなる度に更新されます。これを念頭に置いて考えると、低額の収益範囲にはCV0などの小さいconversion valueが割り当てられ、高額の収益範囲(大きな価値をもたらすユーザーがこれに相当)には最も大きいconversion valueが割り当てられる可能性が高くなります。63 CVsモードでイベントを計測することもできますが、conversion valueが更新された時にそれを把握できるように、ユーザージャーニーに従ってイベントの順序を決める必要があります。短くまとめると、クライアントはこのモデルを使用して収益とイベントに関するインサイトを収集し、収益化の取り組みを見直し、ROASを最大化させることができます。

- 6ビットモード: このモードは、インストール後のユーザーエンゲージメントについて最大限の透明性をもたらし、ユーザージャーニーの最適化を支援します。最大6つのイベントが選択でき、利用可能な6つのビットにマッピングできます。ビット自体がイベントを表しているため、これらのイベントをマッピングする順序はランダムに設定していただいても問題ありません。つまり、イベントが発生する順序は受け取るconversion valueに影響しないということです。

2. 設定フロー

- スマート設定: この設定フローは、自社アプリのビジネスモデルに最も適切なconversion valueモデルについて、アイデアや助言を必要としているマーケティングチーム向けです。スマート設定は、クライアントから一定の情報を受け取った後、トレーニング済みの機械学習モデルを活用して、すぐに使えるマッピングされたconversion valueを提案します。また、クライアントが自ら6ビットを設定することもできます。

  • 収益マッピング: 収益、または収益とイベントへのマッピングに利用可能な63のconversion value(CV)すべてを含みます。
  • 行動マッピング: 6ビットのマッピングを使用して、アプリ内イベントとユーザーエンゲージメントを計測します。

- アドバンスト設定: この設定フローは、すでに採用するCVモデルを決めている経験豊富なマーケティングチーム向けです。いずれのモデルタイプも直接設定可能で、さらにマッピングされたconversion valueをCSV形式でアップロード(CSVアップロード)するオプションもあります。アドバンスト設定で63のCVモデルを設定することで、最大限のカスタマイズ性と粒度が得られます。アドバンスト設定により、クライアントは、時間単位のインターバルに基づくイベントや、インストール後に経過した時間などを手動で設定できます。ユーザーインターフェイス(UI)にはリアルタイムにそのプロセスが表示され、マッピング可能な残りのCVの数もわかります。また、Adjustが蓄積した専門知識と数学的分布から得たインサイトを基に、クライアントは線形分布、指数分布、パレート(80/20)分布の中から好きな収益バケットを作成できます。

Conversion Hubの詳細情報と使用開始の方法については、Adjustの担当者までお問い合わせいただくか、こちらからお問い合わせください。

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