ブログ アプリ広告戦略:TikTok、Twitter、Google UACで効果的な広告を作成する方法

アプリ広告戦略:TikTok、Twitter、Google UACで効果的な広告を作成する方法

モバイルの広告費用が増加するにつれ、マーケターが広告を配信できるプラットフォームの数も増えています。しかし、アプリ市場も競争が激しくなっているため、各プラットフォームの特徴に合わせた広告配信の方法を学ぶことが不可欠です。クリエイティブを少し変更するだけでもコンバージョン率に大きく影響するため、どんな広告タイプやフォーマットが効果的であるかをしっかりテストすることが重要です。

このテーマに関するブログシリーズの第1回目は、「Facebook、Instagram、Reddit向け広告の作成方法」(英語)について取り上げました。今回は、その他の大手プラットフォームであるTikTok、Twitter、Google Universal App Campaigns (UAC) に注目します。また、代理店としての経験が豊富なM&C Saatchi Performanceのサーチ&ソーシャルディレクター、ニキータ・パテル(Nikita Patel)氏、WEVENTUREのマネージングディレクター、エンリコ・ベルナルド(Enrico Bernardo)氏、Integr8のチーフ マーケティング オフィサー、マイケル・ルトコフスキ(Michael Rutkowski)氏からのアドバイスもご紹介します。

TikTokで広告を配信する方法

TikTokは2020年に大ヒットを遂げ、毎月8億万人以上のアクティブユーザーを獲得しています。TikTokアプリの収益化は依然として初期段階にあるものの、2019年4月に入札可能な広告枠入りした後、1億7,600万ドルの収益を上げることに成功しました。

マーケターは、2020年のTikTokの急速な成長に注目しています。7月に公開されたセルフサービスプラットフォームでは、アプリマーケターがTikTokをユーザー獲得戦略の一部として利用できるようになりました。ルトコフスキ氏は次のように述べています。「TikTokは、最大60秒間の動画やスライドショーがメインのプラットフォームです。TikTokでアプリインストールキャンペーンを成功させるには、プラットフォームで何が起きているかを注意して追う必要があります。静止画やスライドショーでは、現在のトレンドや、プラットフォームで人気のハッシュタグチャレンジを盛り上げる動画のような高い効果が得られません」

TikTokの5つのタイプのアプリ内広告

  1. 入札可能な広告: マーケターはTikTok内で広告枠に入札できるようになりました。最も高い入札額を提示した入札者がアプリのフィードに動画広告を配信できます。
  2. ブランドのフィルター : マーケターは、独自のカスタムフィルターを使ってブランドを宣伝できます。Augmented Reality(拡張現実)によってインタラクティブなユーザー体験を提供することが可能です。
  3. インフルエンサーとの連携: ターゲットオーディエンスに関連性のあるインフルエンサーと連携してユーザーを引き付ける方法は、多くのブランドに採用されています。
  4. ハッシュタグチャレンジ: ハッシュタグチャレンジキャンペーンを実施してユーザーに参加してもらうことで、プラットフォーム上で大きな話題になる可能性があります。
  5. ブランドテイクオーバー: 広告主は1日1回、ユーザーがアプリを起動する際に、大きなフォーマットの広告を表示させることができます。

TikTokで広告を配信する上での効果的な方法

重要なメッセージは迅速に伝える: パテル氏は、TikTokの創造的でユーザー中心の運営スタイルを広告にも反映させて、ユーザーに広告とコンテンツのつながりを感じさせる必要を説き、CTAの重要性についても強調しています。「ユーザーは通常TikTokを音声ありで利用するため、さまざまな音声を使ったCTAをテストして、効果のあるものを見つけることが重要です」

ネイティブインフィード動画を使用する: ルトコフスキ氏によると、TikTokでの効果的な広告フォーマットは、9:16のアスペクト比の最大60秒間のネイティブインフィード動画です。

高い効果を出すトレンドをテストし続ける: 現在のトレンドに注目し、プラットフォームで話題のハッシュタグをターゲティングすることで、最善の成果を出すとともにトラフィックのコストを抑えることができます。パテル氏は、テストを実施することの重要性を強調しています。「若者の声や、人気のTikTokサウンドを真似した声、その月の人気TikTokソングなど、いろいろな広告をテストして何が効果があるかを見極めましょう。効果のあるトレンドはすぐに移り変わるため、新たに得られたインサイトを取り入れつつ常にテストを続けることが重要です」

Twitterで広告を配信する方法

マイクロブログプラットフォームの先駆けであるTwitterでは、2006年の創業以来、ユーザーが話題のニュースに関する考えを共有してきました。現在18〜24歳の米国人の約半数がTwitterを使用しており、収益化が可能な1日あたりのアクティブユーザーの数は1億4,500万人に上ります。

Twitterの5つのタイプのアプリ内広告

  1. プロモツイート: この広告フォーマットでは、広告主をフォローしていないユーザーのタイムラインに広告ツイートが表示されます。プロモツイートにはすべて「プロモーション」というラベルが表示されます。
  2. プロモアカウント: プロモアカウントを使うと、特定のオーディエンスグループにターゲティングできます(フォロワーキャンペーン)。アカウントは「おすすめユーザー」として表示されます。
  3. Twitterカード: Webサイトやアプリへの誘導数を増やすために使用できるカスタマイズ可能なメディア広告ユニットです。Twitterによると、Webサイトカードを使ったプロモアカウントは、リンクを付けた通常のツイートよりもエンゲージメント率が43%上昇します。
  4. プロモトレンド: Twitterのトレンドリストや、モバイルの [話題を検索] タブの最上部に掲載できる広告です。モバイルとデスクトップの両方で利用可能です。
  5. プロモトレンドスポットライト: 静止画や短い動画、GIF動画などで、ユーザーの注目を引くブランド認知キャンペーンを実施できます。

Twitterで広告を配信する上での効果的な方法

自社のメディアがTwitterユーザーにエンゲージする理由を特定する: 動画を最適化して、Twitterで最大限のパフォーマンスを発揮しましょう。Twitterでユーザーの注目を引く動画には、ブランドの舞台裏を映した映像や、カスタマー サクセス ストーリー、教育動画などがあります。M&C Saatchi Performanceのパテル氏は次のように話します。「Twitterでは、タイムライン上に次から次へとツイートが流れていきます。そのため、クリエイティブには、パッと見てすぐに分かる有益情報だけでなく、ターゲットオーディエンスに関連したメッセージを含める必要があります」

メッセージは簡潔かつダイレクトに: ユーザーの80%は、動画が30秒以上になると視聴を途中で止めてしまいます。よって、ユーザーエンゲージメントを増やすには、メッセージを簡潔にまとめなければなりません。さらに、ユーザーの注目を引く行動喚起を盛り込み、ユーザーが動画を視聴するように訴求しましょう。

モバイルフレンドリーな動画: Twitterユーザーの80%はスマートフォンなどのモバイルデバイスでTwitterを利用しており、動画視聴数の93%がモバイルデバイスからのものです。そのため、モバイルフレンドリーな動画を使うことが重要です。推奨される動画の形式はMP4、長さは2分20秒以下、コーデック(動画圧縮品質)はH264、音声方式はAACです。また、解像度はなるべく1920 x 2000に近付け、アスペクト比は2.39:1に近い(上回らないこと)ようにしましょう。

Google UACで効果的な広告を作成する方法

Googleのユニバーサルアプリキャンペーン (UAC) は、Googleでモバイルアプリをプロモーションするためのワンストップショップです。UACは、設定目標を基に機械学習技術を使ってオーディエンスをターゲティングすることで、アプリの成長とユーザーエンゲージメントを促します。

そして、いくつかのGoogleの系列企業に横断する形で広告を配信し、マーケターの作業を簡素化します。ベルナルド氏は次のように説明します。「Googleのユニバーサルアプリキャンペーンは、Google PlayだけでなくYouTubeやGoogleディスプレイネットワークでもユーザーに広告を表示します。Googleのアルゴリズムによって、パートナーWebサイトやサードパーティアプリなどさまざまな場所に広告が配置されるため、リーチできるユーザー層はほぼ無限です」

ダイナミックにアセットを組み合わせるUACについて、ルトコフスキ氏によると、「テキストアセットは、他のあらゆるアセットと組み合わせてもいいように作成する必要があります。アプリとその機能に関する簡潔なメッセージを伝える方法として最も有効的なのが、明確な行動喚起を含むコピーです」

UACは、複数のプラットフォームを横断して大規模なオーディエンスにリーチし、質の高いインストールを生成するためのスマートな方法です。さらに、ターゲティング、クリエイティブ、広告配置はGoogleのアルゴリズムによって自動的にコントロールされるため、キャンペーンの設定も比較的簡単にできます。つまり、作業を増やすことなく広告を最適化して最善の成果を得ることが可能になります。

ユニバーサルアプリキャンペーンを実施できるプラットフォーム

UACでは、Google検索、Google Play、YouTube、Google ディスプレイ ネットワーク、Admob、Google検索パートナー、Google Discoverおよびアプリの広告をホストするパブリッシャーのサイトなど、さまざまなプラットフォームでアプリの広告を配信できます。Google ディスプレイ ネットワークには、GmailをはじめGoogleのすべてのアプリ、モバイルニュース、ブログ、モバイルWebの他のサイトが含まれます。

UACで広告を配信できる場所の詳細については、Googleのヘルプセンターをご覧ください。

Google UACの効果的な活用方法

小規模企業は1200 x 628のバナー広告がおすすめ: ルトコフスキ氏によると、「広告のコンテンツに関係なく、すべてのクライアントにおいて、UACネットワークで最も高いリーチを示しているのは1200 x 628のバナー広告です。特に、デザイナーの人材が不足している小規模企業は、1200 x 628のバナー広告を集中的に使うのが賢明だと言えるでしょう。その次に効果があるのは300 x 50および320 x 480のサイズです」

動画で明確かつ簡潔なメッセージを伝える: パテル氏は、動画広告を使用する際の注意点としてこのように述べています。「Googleアプリキャンペーンでユーザーにエンゲージするには動画が最も効果的ですが、メッセージを効果的に伝えられなければ広告費用が無駄になってしまいます。動画を使用する場合、最初に重要なメッセージを置き、コピーでさまざまな売り込みポイントを伝えなければなりません。コピーはいろいろ組み合わせで使われるため、コピー自体に行動喚起を含めるのも重要です」

状況に合わせてキャンペーンを計測および調整する: ベルナルド氏は、「UACの自動アルゴリズムはすべてをコンバージョンを基に行い」、盤石なコンバージョン計測機能を持つことの重要性を強調します。さらに同氏は、広告クリック1,000回毎に、KPIの目標を達成できていないパフォーマンスの低いアドグループまたはクリエイティブの使用を中止し、「予算を微調整するかターゲットCPAを慎重に設定する場合は、広告クリック1,000回を下回るものは何も変更しない」ことをすすめています。

今回の記事の作成にあたり、M&C Saatchi Performance、WEVENTURE、INTEGR8の専門家の方々から貴重なアドバイスをいただきました。この記事の内容が参考になりましたら、ソーシャルメディアマーケティング戦略に関する記事(英語)や、企業にモバイルアプリが必要な理由(英語)も併せてご覧ください。

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