母の日のマーケティングで収益を増加させるためのヒント

2022年、Eコマースアプリのインストール数、セッション数、アプリ内収益（IAR）が5月に急増しました。これを受けてAdjustはアプリカテゴリー別にデータを調査し、北米で母の日前後の季節限定キャンペーンに最適なサブカテゴリーを特定しました。この記事では、Adjustのデータから明らかになった驚きの結果を紹介します。

母の日のお得トラベル情報アプリのインストール数が5月の1日あたりの平均を49%上回っていること、またデリバリーアプリのインストール数が平均より33%多いことから、消費者が母の日当日にプレゼントを購入していることがわかりました。

この傾向はマーケットプレイス＆クラシファイドアプリのインストール数にも反映されており、母の日の前の木曜日は、当月の1日あたりの平均から81%増、金曜日は180%増、母の日前日は48%増という驚異的な伸びを記録しています。

しかし、最近の調査では、母親の58%が母の日にプレゼントよりも自由に過ごせる時間が欲しいと思っていることがわかりました。毎日家事や育児に忙しい母親が「自分時間」を求めていることは、Adjustのデータからも見て取れます。子供が遊びながら学べるゲームアプリに集中している間、母親は自分が主役のこの週末にゆっくり睡眠をとることを選んだのです。5月7日（母の日前日）から5月9日（母の日翌日）にかけて、睡眠アプリのインストール数は35%増加しました。

また、母親は母の日の自由な時間を利用してヘルスアプリを検索していることもわかりました。5月8日のヘルス＆フィットネスアプリのインストール数は、月平均を17%上回っています。

さらに、母親は母の日にリラックスした時間を過ごし、趣味を楽しんでいます。5月の1日あたりの平均と比較すると、母の日当日は：

• 動画ストリーミングアプリのインストール数が16%増
• コンテンツキュレーションアプリのインストール数が17%増
• 動画編集アプリのインストール数が25%増
• マンガアプリのインストール数が58%増

実際に、これらのカテゴリーでは、母の日前日のインストール数もそれぞれ平均を9%、17%、12%、42%上回りました。

母親が、母の日はクッキングを休んでゆっくりしたいと思うのは不思議ではありません。インストール数の傾向と同様に、レストラン予約アプリのセッション数は、母の日は当月の1日あたりの平均を51%、前日は67%、母の日の前の金曜日（5月6日）は38%上回りました。ところが、フードデリバリーアプリは、インストール数が同月の1日あたりの平均を14%、セッション数をわずか12%上回るにとどまっています。

ここでは「母の日キャンペーン」を開始したいモバイルマーケター向けにいくつかのヒントを紹介します。

1. 母の日の前の週にインフルエンサーマーケティングキャンペーンを実施し、ママインフルエンサーから自社アプリをフォロワーに紹介してもらうことを検討しましょう。
2. 母の日限定のお得なキャンペーンやプロモーションを実施し、インストールを促進して、ブランドの認知度を高めましょう。
3. 自社アプリがこの記事で挙げたサブカテゴリーに該当する場合、母親だけでなく、父親やパートナー、成人した子供もターゲティングしましょう。母の日に母親にリラックス時間をプレゼントする手段としてアプリを宣伝するのも効果的です。

母の日は、ゆったりリラックスして過ごしたいと考えている母親と、プレゼントや食事で母親を喜ばせたいと考えている家族にアプリをアピールするチャンスがたくさんあります。Adjustの最先端のモバイルアトリビューション・アナリティクススイートでキャンペーンパフォーマンスを計測する方法をご覧ください。