Conversion rules

Conversion Rulesで不正防止の精度を向上

不正防止モバイルアプリマーケティングのパフォーマンスを計測する上で必要不可欠ですが、アプリやパートナー、地域によって不正の種類が異なり、同じパターンが繰り返されるわけでもありません。それにもかかわらず、多くの不正防止ソリューションは固定されたフィルターに依存しており、ビジネス固有の要件や実際のトラフィックの微妙な違いに柔軟に対応することができないのです。このような問題を完全に解決するために設計されたのが、AdjustのConversion Rulesです。これにより、チームはインストールイベントをきめ細かく管理して、アトリビューションを行う前に検証することができます。

Conversion RulesはAdjustの多層不正防止機能に含まれており、アプリが何を有効なトラフィックとして扱うのかを決定するための論理レイヤーとして機能します。カスタマイズが可能で、アクティビティを遡って監査したり、単一のグローバル標準だけに頼るのではなく、独自のしきい値、コンプライアンスのニーズ、運用実態に基づいてルールを設定することができます。

これが、個々の環境に合わせて自由に設定できる不正対策フレームワークです。

Conversion Rulesを開発した理由

不正フィルターを使うだけでは、特定のビジネスに適したトラフィックかどうかを判断することはできません。技術的にクリーンなインストールであっても、条件によっては整合性が取れない、コンプライアンスに準拠しない、または使用することすらできない場合があります。以下はその例です。

  • 使用するアプリまたはSDKのバージョン
  • アプリストアのソース
  • 地域ごとの制限
  • デバイスの信頼性基準
  • 必須のアプリ内イベントパターン
  • キャンペーンレベルの要件

これらの基準を適切に対処する手段がなければ、本来アトリビューションの対象外にすべきトラフィックに費用が発生することになりかねません。Conversion Rulesを活用することで、Adjustのお客様はこうしたケースを直接コントロールして、レポーティングや返金対応といった後工程ではなく、データを取り込む段階で不審なトラフィックを適切に処理することが可能になります。

Conversion Rulesの仕組み

Conversion Rulesは、Adjustの不正フィルターの上に位置する設定可能な意思決定レイヤーとして機能します。不正検証を通過したトラフィックは、アトリビューション前にビジネス特有の制約に基づいて検証することも可能です。

主なルールタイプは3つあります。

1.デバイスレベルのルール

アトリビュートに基づいて、どのインストールがアトリビューションの対象となるかを管理します。以下はその例です。

  • Google PlayとAppleのApp Storeのストア検証(サードパーティストアとプレインストールは近日中に提供予定)
  • アプリ、OS、SDK、およびシグネチャーのバージョン
  • デバイスの信頼性レベル(信頼済み、未認証、疑わしい)

これらのルールにより、クライアントは実行中のキャンペーンを妨げることなくデバイスを除外または分類することができます。例えば、廃止されたアプリバージョンからのインストールは「未認証」とラベル付けされて可視化するか、完全にブロックできます。

2.ソースのルールをスキップする

特定のキャンペーンやチャネルの基準を満たさないトラフィックは、ソースにアトリビュートされません。その代わり、Adjustは対象となる適格なソースを自動的に探します。

基準を満たさないトラフィックの例:

  • 間違った地域からのインストールを提供するキャンペーン
  • アプリバージョンの不一致
  • ストアタイプの不整合
  • カスタムCTIT(クリックからインストールまでの時間)しきい値

ソースルールをスキップすることで、誤設定されたキャンペーンがパフォーマンス指標に影響を与えたり、予算が無駄に使われることを防止します。

3.インストール後のアクティビティルール

イベントレベルの検証により、アプリ内のアクティビティが期待されるパターンに沿って確実に進むようにします。検証は以下に適用できます。

  • イベントのソース(SDKまたはS2S)
  • イベントのフロー(タイミング、順序、必須パラメーター)
  • 収益イベントの検証
  • 地域およびバージョンの要件
  • 広告収益のシグナル

これは、自動化された動作、非現実的なフロー、使用できないトラフィックを示すパラメーターの欠落を特定するのに特に役立ちます。

以下の図には、各ルールタイプ(デバイスレベル、ソースのスキップ、イベント/ポストインストールアクティビティ)のデータフローが示されています。

アトリビューション精度の向上をより確実にするために

不正防止機能は、明らかな不正を特定することはできますが、すべての企業が何を許容するのかまでは判断できません。バージョンの不一致、ターゲット外の地域、サポートされていないストアソース、不自然なイベントフローは必ずしも「不正」ではありませんが、アトリビューションデータに歪みが生じ、予算が無駄になります。この問題を解決するため、AdjustのConversion Rulesではユーザーが設定可能な意思決定レイヤーを使用して、アトリビューションが割り当てられる前に独自の基準を適用します。

固定されたグローバルフィルターに依存する代わりに、地域、ストアの検証、バージョン管理、デバイスの信頼性、インストール後の動作に関するルールを設定すれば、エンジニアの作業なしでリアルタイムに適用できます。これにより、アトリビューションがより正確になり、トラフィックの不整合による無駄な支出を防止し、市場やアプリバージョン全体でデータの一貫性を維持できるようになります。Conversion Rulesがこれまでの制限を取り払い、柔軟性をもたらすことで、アトリビューションを割り当てた後ではなく、トラフィックが生成された瞬間から計測できるようになります。

不正防止機能とConversion Rulesの詳細については、Adjustの担当者にお問い合わせください。アプリビジネスの成長の詳細については、今すぐデモにお申込みください。

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