モバイルマーケティング用語集

IDFA(iOS端末の広告識別子)| Identifier for Advertisers (IDFA)

IDFA とは

IDFA (Identifier for Advertisers) は、Appleがユーザーの端末にランダムに割り当てるデバイスIDです。広告主はこのIDを使ってユーザーの広告エンゲージメント 、アプリ内のユーザー行動を計測することで、カスタマイズした広告を配信することができます。IDFAは(個人情報を明らかにすることなく)ユーザーの計測と識別に使用され、広告主は集約データにアクセスできます。

集約データは、ユーザーが行ったアプリ内イベントを特定するのに使用されます。IDFAを使ってユーザーの広告キャンペーンへのエンゲージメントを分析し、特定のユーザーが支払いやアトリビューションを目的として広告をクリックしたかどうかを確認できます。

広告ID (IDFA) が重要な理由

IDFAはiOSユーザーを正確に計測するための重要な手段です。デバイスに割り当てられた単一のIDFAを使って、広告キャンペーンへのユーザーエンゲージメントを計測し、広告経由のインストールを高い精度で確認できます。さらにIDFAは、ユーザーのプライバシーにも遵守します。IDFAはユーザーデータを匿名化するため、広告主は、ユーザーのプライバシーを保護しながらアプリ計測を実施できます。

Androidの場合、広告IDはGPS ADID (Google Play Services ID for Android) と呼ばれています。ユーザーは「Google - サービスと設定」にある「広告」メニューでGPS ADIDを表示できます。さらにIDのリセットや、追跡型広告のオプトアウトもできます。用語の詳細については、ブログ「モバイルアプリ計測の基本『アトリビューション』とは?」をご確認ください。

広告IDとAdjust

IDFAは、iOSのモバイル広告キャンペーンを計測するための最も正確な方法の1つですが、これをオプトアウトするユーザーが増加しているのも事実です。

Appleは、追跡型広告を望まない意思表示をする手段をユーザーに提供しています。追跡型広告の制限 (LAT: Limit Ad Tracking) と呼ばれるオプションを端末にて有効化することで、IDFAがブランクになり、広告の配信リストから外されます。現在、約20%のiOSユーザーがLATを有効化しているといわれており、IDFAを使ってそのユーザーを計測することはできません。

Adjustが計測できるのは、アプリパブリッシャーがIDFAにアクセスすることと、ユーザーが関連データを利用することに同意している場合に限ります。

広告のエンゲージメントを計測する際は、IDFAはAdjustのトラッカーURLを使って計測され、アプリ起動時などは、アプリに実装されているAdjust SDK経由で計測されます。AdjustはApple Search Ads公式アトリビューションプロバイダーです。Apple Search AdsはiOS限定で、IDFAを有効化しているユーザーだけが広告の配信対象となります。

また、Adjustを使用して、LATを有効化しているユーザー数を確認することができます。実際に計測を制限しているユーザー数を特定することで、マーケティング施策がiOSアプリユーザーにどの程度リーチするかを把握できます。