2020年1月15日
Adjustは中国でのアプリ計測向けにOAIDのサポートを開始しました

Adjustは昨年12月よりモバイル計測会社として初めてOAIDのサポートを開始しました。中国や他の重要市場で効果的なキャンペーンとアトリビューション計測を行うには、OAIDが必要不可欠です。
OAIDについて知っておきたいこと
OAID(Open Anonymous Device Identifierとも呼ばれる)は、中国のMSA(モバイルセキュリティアライアンス、中国名「移动安全联盟」) によって開発された広告IDです。全てのAndroid端末メーカーは、広告目的でOAIDを使用するよう推奨しています。OAIDは中国で現在サポートされていないGoogleの広告IDの代用として、今まで使用されてきたIMEIやMEIDに取って代わります。OAIDはリセットしたり完全に無効化することが可能で、ユーザープライバシーを保護する設定オプションも提供しています。
AdjustはOAID値をどのように計測しますか?
MSAは、全ての中国製の端末はOAIDを提供するモジュールを実装する必要があると発表しました。端末がOAIDをサポートしている限り、MSA SDKはOAID値を収集することができます。
Adjustでは、新しいプラグインをアプリに追加するとAdjust SDKでMSA SDKからOAID値を読み取ることができ、アトリビューション計測を確実に行えるようになります。
MSA SDKはごく最近開発されたものですが、OAIDが着実に普及しつつある中、Adjustはお客様が中国で快適にアプリマーケティングを継続できるようにサポートいたします。
OAIDによる計測を開始する方法
OAIDは他のデバイスIDの場合と全く同じように以下の項目を計測できます。
- アトリビューション
- エンゲージメント
- GDPRの忘れられる権利
- サーバー間イベント
また、AdjustのテストコンソールでもOAIDをサポートし、コールバックとCSVアップロード向けの専用プレースホルダー {oaid} を用意しました。
このプラグインは世界のどこでも使用が可能で、Adjust AndroidSDKバージョン4.19.1以降を搭載した端末で動作します。