2023年のモバイルアプリ継続率のベンチマーク

カテゴリー別の1日目の継続率：1位はゲームアプリ

過去2年間と同様に、2022年のゲームアプリの1日目の継続率は29%と全カテゴリーで最も高く、次いでハイパーカジュアルが26%、ヘルス＆フィットネスが24%、ライフスタイルとソーシャルアプリがいずれも23%という結果となりました。それに続いて、2022年のEコマースアプリの1日目の継続率は19%、トラベルアプリが15%、フード＆ドリンクアプリが12%となっています。

カテゴリー別の30日目の継続率：フィンテックとライフスタイルアプリがトップに

2022年は、フィンテックとライフスタイルアプリが30日目の継続率9%と最も高く、次いでヘルス＆フィットネスとソーシャルアプリがどちらも7%を記録しました。3位はゲームで、30日目の継続率は6%、そしてEコマースが5%、トラベル、フード％ドリンク、ハイパーカジュアルがそれぞれ4%、3%、2%となっています。なお、ハイパーカジュアルゲームにとってこれは当然の結果だと言えます。このカテゴリーのアプリを有するパブリッシングスイートにとって、クロスプロモーションが非常に重要な要素である理由はこのためです。

フィンテックカテゴリーの台頭の大部分は、モバイル決済と決済サブカテゴリーのアプリに起因しています。2023年は、全世界で2兆米ドルを超える決済がモバイルデバイスで行われると予測されています。また、ライフスタイルアプリは引き続き多くのユーザーから選ばれており、AppleのApp Storeで最も人気のあるカテゴリーの上位5位にランクインしました。ユーザーがデジタルで健康管理をする手段を求める中、仕事効率化やショッピングカテゴリーを上回る人気を見せています。

ヘルス＆フィットネスアプリの継続率が上昇

さらに2022年、ヘルス＆フィットネスアプリカテゴリーの継続率も好調な様子を見せています。他のカテゴリーが2021年の中央値と同じ結果に留まったり、わずかに下回ったりしたのに対し、ヘルス＆フィットネスアプリの1日目の継続率は19%から24%へと5%上昇しました。14日目は5%から9%へ、さらに30日目の継続率も3%から2022年に7%へと伸びています。

2. Adjustで自社アプリの動向をモニタリング

アプリマーケターがまずするべきことは、自社アプリカテゴリーの最新情報を把握することです。次に、ビジネス固有のKPIを設定し、ユーザージャーニー全体を通してどこに最適化の機会があるかを特定します。それには、優れたレポート機能で正確なアトリビューションデータを提供するモバイル計測パートナー（MMP）との連携が欠かせません。

Adjustの計測・アナリティクススイートを使用することで、アプリマーケターはモバイルアトリビューションとキャンペーンオートメーションで効果的にスケーリングするためのアクションにつながるインサイトを得られます。さらに、Adjustは機械学習ベースのiOS計測ソリューションや不正防止機能など、さまざまなソリューションを提供しています。

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