インストール単価 | CPI

用語集 インストール単価 | CPI

インストール単価(CPI)とは

インストール単価(CPI: cost per install)は、ユーザー獲得(UA)キャンペーンにおけるコストモデルで、アプリがインストールされると広告主がアドネットワークに支払う1件あたりの固定費用です。インストール単価は、特にモバイルアプリにおける指標を指し、マーケターが広告予算を算出して配分するために使われます。

インストール単価の計算方法

インストール単価は、キャンペーンに充てたマーケティングコストを、そのキャンペーンに紐づいたアプリインストールの総数で割ることによって計算します。例えば、アプリのモバイル広告のコストを仮に50,000円とした場合、そのキャンペーンによって150件のインストールが発生したとすると、このキャンペーンのインストール単価は333円であると計算されます。

インストール単価(CPI)の計算式

インストール単価の仕組み

インストール単価は顧客獲得コスト(CAC: Customer Acquisition Cost)と連動する指標で、新規ユーザー獲得を目的としてマーケターが打ち出した有料広告による結果を特定するために使用されます。マーケターは通常、ユーザーあたりの平均収益 (ARPU)と合わせてインストール単価(CPI)をモニタリングし、新規ユーザーの獲得に費やすコストがアプリによる収益を超えてしまわないように管理しています。一方で、インストール単価によって把握できるのは新規ユーザー獲得におけるコストに限定されるため、ユーザーの離脱などをモニタリングするエンゲージメントセッションの長さなど、他の指標も合わせて活用することもマーケターにとって不可欠です。

注:新規アプリユーザーを獲得するための取り組みには、CPIモデルによるキャンペーンの他にも、オーガニックトラフィックや、ブログやWebサイト、メールによるコンテンツマーケティング、アプリストア最適化(ASO)などがあります。

インストール単価が重要な理由

インストール単価は、キャンペーンが予算内に収まっていることを確認するために、マーケターにとって極めて重要な指標です。アドネットワークへ支払う費用が発生するのはアプリが実際にインストールされた時に限られるため、このモデルは各ネットワークに適切に報酬を与えることができ、同時に、ネットワークに対し、可能な限り最適なユーザーをCPIモデルによるキャンペーンのターゲットに絞ることを促進することができます。

インストール単価(CPI)と他のアプリマーケティング指標の違いとは

アプリマーケターにとって「インストール単価(CPI)」は不可欠な指標ですが、「1000回表示あたりの広告費(CPM)」、「コンバージョンあたりの費用(CPA)」、「有効インストール単価(eCPI)」と混同しないように気をつけなくてはいけません。これら3つの指標との違いを解説します。

1000回表示あたりの広告費(CPM)との違い

インストール単価(CPI)が、アプリがインストールされるとパブリッシャーへ費用の支払いが発生するモデルであるのに対し、1000回表示あたりの広告費(CPM)は、インプレッション単価とも呼ばれ、広告が閲覧されると広告主に費用の支払いが発生するモデルです。

コンバージョンあたりの費用(CPA)との違い

コンバージョンあたりの費用(CPA)(英語)は、アプリへの新規登録やアプリ内購入 (IAP)など、アプリインストール後に発生する事前定義されたイベントをユーザーが完了すると、広告におけるパブリッシャーがアドネットワークに支払う固定費用です。インストール単価(CPI)と同様にコストが事前に決定されるモデルですが、アプリのユーザージャーニーにおいて焦点を当てる領域が異なります。

有効インストール単価(eCPI)との違い

有効インストール単価(eCPI)は、新規ユーザーによるアプリのインストールにかかったコストを計算するために使用される指標で、CPIとは密接に関係しています。

インストール単価(CPI)とは、主に次の2つの点で異なります。
1.  eCPIは、マーケティングキャンペーンにおいてオーガニックユーザーによって起こる差異が考慮される。

2.  eCPIにおけるインストールあたりの費用は、コストが事前定義されるCPIとは異なり、キャンペーン後に計算される。

併せて、eCPIでは「K ファクター」とも呼ばれるキャンペーンにおける話題という要素を考慮するため、より複雑に計算されます。詳しくは「Kファクターが評価基準になる未来:オーガニックインストールにおける有料UAの効果を検証」をご覧ください。

インストール単価を削減する方法

一般的に、アプリマーケターはキャンペーンのインストール単価を引き下げ、広告費用回収率(ROAS)を改善し、ひいては 投資対効果 (ROI)を向上させることを望んでいます。マーケターがインストール単価を削減するための方法についてインサイトをご紹介します。

CPIによるキャンペーンに影響を与える5つの変数

CPIモデルによるキャンペーンに影響を与える5つの変数

  1. アドネットワーク

    インストール単価は、広告ネットワークが使用するメディアソースに応じて変動します。Business of Appsの「CPI Advertising Networks(英語)」にて、CPIモデルによるプラットフォームが紹介されています。

  2. アプリのカテゴリー

    アプリのカテゴリーがキャンペーンにおける全体的なインストール単価に大きく影響します。例えば、ハイブリッドカジュアルゲームのインストール単価は、通常、Eコマースアプリよりも高いことなどが挙げられます。

  3. デバイス上のプラットフォーム

    iOSアプリとAndroidアプリでは、CPIが大きく異なると言われています。app my siteに掲載された調査(英語) によると、AppleのユーザーはAndroidのユーザーよりもアプリ内購額が多い傾向があり、CPIモデルを採用する場合は、iOSでのインストールに向けたキャンペーンにより関心が集まることを意味します。

  4. ターゲットとなる市場

    インストール単価は国や地域によっても異なります。例えば米国では、アプリによる競争が熾烈な市場であることから、CPIを指標としたコストが最も高い傾向にあります。

  5. 広告の種類

    キャンペーンで使用される広告は、バナー広告やプレイアブル広告、動画リワード広告などさまざまですが、媒体によってユーザーの広告との接触の傾向が異なるため、広告の種類もインストール単価に大きく影響します。例えば、動画リワード広告は、通常インタースティシャル広告よりも2倍の効果があると言われています(英語)。広告による効果の度合いがマーケティングコストに影響することもあります。

結果を業界のベンチマークと比較する

ビジネス目標を設定する前に、まずは自社アプリのインストール単価を業界のベンチマークと比較してみましょう。

鍵となる最新の平均インストール単価(CPI)の統計(引用:Business of Apps(英語)

  • モバイルアプリ:北米 - $5.28、LATAM(中南米・メキシコ)- $0.34、APAC - $0.93、EMEA - $1.03
  • iOSアプリ:グローバル - $3.60
  • Androidアプリ:グローバル - $1.22
  • iOSゲームアプリ:$4.30
  • Androidゲームアプリ:$1.15

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