フィンガープリント | Fingerprinting
フィンガープリントとは?
フィンガープリントは、広告主が自分の広告に接触したユーザーを識別するために使用する技法です。公開されたデバイス特性を利用して、ユーザーの「フィンガープリント」を作成することにより機能します。この中には、広告主に関連するデバイス、位置情報、その他のデータが含まれます。このメタデータは、インターネットに接続されているデバイスがWebページまたはサーバーに接続する際に常に送信されます。
ユーザーがアプリ広告に接触すると、広告主はトラッキングURLを介して、ユーザーをアプリストアにリダイレクトします。インストールが完了すると、広告主のSDKがユーザーのフィンガープリントとアプリのインストール情報を照合します。デバイスが同一であることが確認できたら、その広告主に対してインストールをアトリビュートします。
デバイスフィンガープリントが重要な理由
デバイスIDを使って、インストールに対するクリックに直接アトリビュートするといった広告の計測手法も存在しますが、自社のマーケティング活動を計測する全てのモバイルマーケターに対して、これらの手法が機能するとは限りません。
これには2つの大きな理由があります。まず、主要なモバイル製造業者によって使用される広告IDとの連携を、全ての広告ネットワークがサポートしているとは限らないからです(例えばAppleのIdentifier For Advertisersなど)。この場合、ユーザーが誰であるかや、どこで広告接触を行い、結果としてダウンロードしたのかを、正確に識別できません。次に、ネットワークがIDの計測をサポートしている場合でも、ユーザーはその機能を無効化することができます。全てのユーザーに該当するわけではありませんが、アトリビュートで生じる乖離はマーケター自身が埋めなければなりません。
その乖離は、デバイスフィンガープリントによって埋めることができます。アトリビューションの主要手段として、あるいは他の手法で失敗した際のバックアップとして、マーケターによる計測を完全なものにするための有用な手段となります。
デバイスフィンガープリントとAdjust
フィンガープリントを元にした計測は、全てのキャンペーンのバックアップ的な手段としてマーケターに欠かせない手法です。Adjustのプラットフォームなら、この機能が簡単に使用できます。Adjustが生成したユーザーIDを使用することで、デバイスIDを計測できなくてもアトリビューションが可能になります。デバイスフィンガープリントが利用されるのは、主に以下の場合です。
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ネットワークが関連するIDをサポートしていないため、デバイスIDを計測できない場合。
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計測IDを無効化している相手に対する最終的なアトリビューション手段として、デバイスIDが計測可能なキャンペーンを展開している場合。
フィンガープリントやその他のアトリビューション方法の詳細については、Adjustのヘルプセンターをご覧ください。